牛から人間の母乳

牛から人間の母乳=クローン乳牛が誕生-アルゼンチン


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【ブエノスアイレス9日AFP時事】
アルゼンチンの国立農業先端技術研究所は9日、ヒトの遺伝子を移植した、人間の母乳と同様の乳を出すクローン乳牛を世界で初めて作ったと発表した。(写真は、ジャージー種の乳牛)
 「ロシータISA」と名付けられたこのジャージー種のクローン牛は、人間の母乳に存在するタンパク質を含んだ遺伝子を組み込んだ最初の牛だという。4月6日に誕生したが、普通のジャージー種の子供に比べて約2倍の45キロ以上もの体重があったため、帝王切開で取り出された。成長すれば、人間の母乳に似た乳を出すという。
 研究責任者は、「我々の目的は、2種のヒトの遺伝子、すなわち幼児に対して抗菌および抗ウイルス作用のあるタンパク質のラクトフェリンと、同じく抗菌作用のあるリゾチームの遺伝子を加えることによって、牛乳の栄養価値を高めることだった」と述べている。


〔AFP=時事〕(2011/06/10-11:05)
by yakuraibosi | 2011-06-13 10:02 | Comments(0)
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