質量ゼロ電子を新発見 

広島大、質量ゼロ電子を新発見 超高速コンピューターも

2012年2月1日 19時54分

 特殊な絶縁体の表面などに存在することが知られている質量ゼロの電子の一種として、新しい性質を持つ電子を発見したと、広島大チームが1日、発表した。将来の超高速コンピューターの開発などが期待できるといい、近く米物理学会誌に掲載される。

 チームは、電気抵抗が大きく、電球のフィラメントなどに使われる金属タングステンに着目。表面を動く電子の速度やエネルギーなどの性質を詳しく調べ、質量を持たない電子を発見した。

 質量があり金属の内部を自由に動く電子と比べ、質量を持たない電子は高速で移動できるため、計算速度の早いコンピューターなどにつながる可能性がある。

(共同)

超高分解能光電子分光装置の写真
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by yakuraibosi | 2012-02-01 23:43 | Comments(0)
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