材料コスト10分の1、レアメタル不要で安価な有機ELディスプレイが登場

材料コスト10分の1、レアメタル不要で安価な有機ELディスプレイが登場

低消費電力で発色も良く、動画表示性能の高さや視野角の広さにも定評がある「有機ELディスプレイ」。
ソニーが世界で初めてテレビとして製品化したほか、最近ではスマートフォンのディスプレイとしても採用されていますが、材料コストを10分の1にまで引き下げることに成功しました。

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朝日新聞デジタル:有機ELの新発光材料開発 レアメタル不要、コストも減

朝日新聞社の報道によると、九州大学などの研究チームが有機ELの新しい発光材料「ジシアノベンゼン誘導体」を開発し、「ハイパーフルオレッセンス」と名付けたそうです。

従来の有機ELディスプレイに採用されてきた「蛍光材料」または「リン光材料」は、いずれも以下のように製造コストまたは明るさを犠牲にする必要がありましたが、「ハイパーフルオレッセンス」はレアメタルを使わずに高効率で発光することが可能になるとされています。

by yakuraibosi | 2012-12-16 12:00 | Comments(0)
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