時速1000マイル突破を目指す自動車

時速1000マイル突破を目指す自動車 製作段階へ
2011.02.16 Wed posted at: 11:10 JST

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世界最速の車が製作段階に フォトスライドはこちら


ロンドン(CNN) 世界で初めて時速1000マイル(時速1609キロ)突破を目指す超音速自動車「ブラッドハウンドSSC」の設計が完了し、製作段階に入った。2012年末から13年初めにかけて記録に挑戦する計画だ。

開発チーム責任者のマーク・チャップマン氏は「コンセプトの立案に2年半かかった。マッハ1.3(時速約1590キロ)で走っても浮き上がらず、完全に安定を保つ形がひらめいたのは8カ月前のことだ」と話す。そこからフレームや内装などの細かい設計が始まった。

車体は長さ13メートル近く、幅1.5メートル、高さ2メートルで、重量6.4トン。前部に英アドバンスト・コンポジッツ・グループ社の炭素繊維材料、後部のフレームにはアルミニウムで覆ったスチール製格子を採用する。

搭載されるエンジンは3基。中心部に据えた英コズワース社の800馬力エンジンが、ジェットエンジンとロケットエンジンを始動させる補助動力装置(APU)の役割も果たす。総馬力はファミリーセダン1200台分、F1レーシングカー160台分の13万3000馬力に上る。

発進加速は停止状態から時速100マイルまでが15秒と、ブガッティ・ヴェイロンの世界記録7秒に比べれば遅い。だがチャップマン氏によれば、そこから25秒で時速1000マイルに到達する。ロンドンの巨大スタジアム、ウェンブリーを「まばたきする間に」横断する速さだと、同氏は強調する。

by yakuraibosi | 2011-06-24 17:57 | Comments(0)
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