微小がん光らせ早期発見

微小がん光らせ早期発見 
2012年4月9日 20時33分

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 胃がん患者の腹腔鏡画像。通常(上)ではがん(矢印)は見えないが、蛍光物質を投与すると赤く光っている
(大阪府立成人病センター提供)


 胃がんから転移した肉眼では見えない小さながんを、蛍光物質で光らせて腹腔鏡で早期に見つけることに成功したと大阪府立成人病センターが9日、発表した。

 石川治病院長は「小さな転移をより早く発見でき効果的に抗がん剤治療ができるため、多くの患者を救えるかもしれない。他のがんにも使える可能性がある」としている。

 同センターによると、進行した胃がんでは、切除しても再発することが多く、術後5年間の生存率は約30%と低い。再発原因の6割以上が腹膜への転移とされるが、転移した病巣は非常に小さく、手術時に肉眼で見つけるのは難しかった。

by yakuraibosi | 2012-04-12 21:51 | Comments(0)
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