【ガザ発】 「イスラエルはなぜ私たちの子供を殺すのか」
2014年7月20日
少女は血まみれで瞳孔が開き、頭からは脳しょうが飛び出していた。即死だったのだろう。=20日12時頃(日本時間:同日午後6時頃)、ガザ市 写真:筆者=
ガザ市中心部にある地域最大の救急病院、アル・シファ・ホスピタル――
病院玄関にはイスラエル軍の陸上侵攻により死傷した住民が、救急車で続々と搬送されて来る。犠牲者の中心は逃げ遅れた子供や年寄りだ。
すでに息を引き取った少女がUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)のスタッフに抱きかかえられて救急車から降りてきた。
遺体となった少女はイスラエルと国境を接するガザ東部のアル・シジャーイヤから運ばれてきたのだ。
アル・シジャーイヤは20日未明(日本時間:同日午前)からイスラエル軍陸上部隊の猛攻にさらされており、現在は包囲されている状態だ。
少女は瞳孔が開き、頭からは脳しょうが飛び出していた。
UNRWAのスタッフは「この子らは私たちの子どもだ。イスラエルはなぜ私たちの子供を殺すのか」と叫んだ。