イネの葉直立させ栽培なら収量3割増・東大などチーム研究
葉や茎の伸長などに関与している植物ホルモンの働きを抑えてイネの葉を直立させ、密集状態で栽培すると、通常の植え方をした場合に比べて収量を約3割増やせるとの研究結果を坂本知昭・東京大助手らのチームがまとめ、19日付の米科学誌ネイチャーバイオテクノロジー(電子版)に発表した。
植物は、葉が広がっていると上部の葉に遮られて下部の葉が十分に光を受けられないが、葉が直立すれば下部まで光が届き光合成ができる。葉が直立したイネは密集して植えることができるため、収量アップにつながるという。
この植物ホルモンは「ブラシノステロイド」と呼ばれ、イネでは葉の角度を制御している。
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http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20051219AT3K1800B18122005.html